● DDS WORLD EXPO 珍品博覧会

 ここでは、グローバルでワールドワイドな視点から(長嶋並に意味解ってません)、女神転生の見方を考えてみようと思います。

 もし、以下に上げた国を含め、それ以外での国々もちろん日本での女神転生珍品・貴品情報があればメールかメールフォームにてどしどしおよせください。
掲載者様にはお礼としてなにか絵が送りつけらると思います。

 

■ 台湾

 コピー天国台湾。
といっても現物でなく女神転生のOAVを紹介した記事なのだが。しかも実はどこの国のものかは正確なところ不明。
漢字に旧字体が使ってあることから、台湾だと思われる。
太平の実家の大昔のアニメ誌を大量整理する際に、メガテンネタだったので切りぬいて後生大事に保存してあったものである。
記事の年代ははOAV発売からそんなに経っていない頃である。
同じ漢字の国ということで書いてあることはうっすらと理解できる。

 「女神転生」は
「電脳悪魔故事第一部 女神転生」

中島朱実の紹介は
名電脳方面的天才学生 朱実

旧字のせいかこっちの方が幸多そうな感じがする。

台湾的女神転生 記事の内容的には、ガンダムのキャラデザで人気の北爪宏幸氏が小説の挿絵をしている事から、同名小説のアニメ化を手がけている・・・というようなもの。
監督の談話として現代人の醜悪な一面あらわした、というようなことも少し載っている・・・ような気がする。

とにかく北爪氏の人気が高いらしく、「北爪宏幸的転向」というのが本題である。
この後の作品は続かないというのに、「電脳悪魔故事『第一部』」と銘打ってしまっているところがイタイ。
ちなみにカットは恩田尚之氏。もちろんパクリ。

→■ 上の記事の拡大版と全文訳を載せています。ちと重いです(84KB+21KB)
レゲー攻略HPレゲーの魂の魂太郎@regamerさまから同文の全文訳をいただきました。

 

▲一番上へ

 

■ フランス

 花の都パリ発の女神転生のDVDである。なんと日本より先に発売である。
我がアケミスト仲魔の「acrt弐号(旧ANCHORET)」のサガスさまが、おフランス旅行の際偶然見つけられた貴重な品。
しかしながら、パッケージがスキャナ取りこみしたと思われるような印刷の悪さであると報告をうけているので、多分日本経由ではなく、台湾とか香港あたりのものが流れていったものではないかと推察する。
使用されている絵はOAVパッケージのものと、LDパッケージのもの。いずれも左右が逆である。ということは

大変だ!

中島朱実が左利きになっているぞ!

ちなみにこのDVDは「(c)VF 2001 Kaze」の記述からして2001年製と思われる。
「Kaze」というのはこのDVDを出している会社で他にもいろいろ日本のアニメをDVD化しているようだ。
「女神転生」は作品としては45分の作品なのだが、このソフトでは50分となっている。なにか特典が入っているのだろうか・・・気になる。

 CD店の日本人店員によると、日本のDVDプレイヤーでも見られるとのことであったらしいが、実際には不可能。はなはだ残念である。
空気の抜けたようなフランス語をしゃべる中島朱実。想像するだに・・・ブルジョワジー。わけわかんね。

 パッケージの表にはつらつらとなにやらおフランス語で書かれているのだが、全く理解できず。中島朱実や白鷺弓子などの登場人物本人のことは全然触れていないようだ。とにかくオカルトチックな作品であるというように紹介されている雰囲気に見うけられる。
なおパッケージの表にも裏にもミイラ化したイザナミ様が載っているのはどういうセンスなのだろう。
ホラーっぽいところを全面に出したかったのだろうか。

 さて、仏語での「女神転生」、一時BBSでも騒然となったが、今一度まとめてみよう。仏語では・・・

「L'histoire du demon numerique」

読みは「リストワール・ドゥ・デモン・ニュメリ(ッ)ク」(もちろんもっと仏語っぽく読んでくれ)
で、英訳は「The fairy tale of numeric demon」
で、和訳はようするに「デジタル・デビル・ストーリー」
やはりアルファベットの国で「女神転生」を訳することは難しいようだ。
「L'histoire」が即「story」でないところがフランスっぽい?

 

▲一番上へ

 

■ イタリア

 イタリアからはVHS版ビデオである。
りょうまさんのページ「西谷史の世界」さまで頭脳労働の末ゲットした情報である。全問正解してりゃ現物が手に入ったのに・・・。く、くやしい。
 どういったいきさつでビデオ化されたのかは一切不明であるが、1998年製と思われる。
使用されているイラストはLP版のブックレット(LP版ではそうはいわないよなぁ・・・)とLD版のジャケ。LD版のジャケットとは背景のアレンジが違うのだが、なんか青いくてキラキラした背景、イイ感じだゾ。
パッケージは結構きちんとした印刷である。中には「こんなイラスト見たこと無いぞ」というようなイラストもある。もし出所がしっかりしているのならば、かなりレア度が高い。

 引用されている本編の画像は上から「朱実くん悪夢から目覚めるの図」「小原教諭ロキ様の足にからみついてあえぐの図」。なにやら色っぽさげなシーンを引用してるところイタリアらしい?
次に「ミイラ化したイザナミさまにおびえるイザナギさまの図」。
で、次が見たことないイラストなのだが、「背景に大きくロキが雄たけびをあげている絵、手前に恐れおののく弓子ちゃんの図」アニメ好きなイタリア在住の人間の描いた絵ってんなら笑い話にもなぬ。

 そしてつらつらと書いてあるイタリア語であるが、どうやら本編の説明のようだ。
中島朱実はまんま「Akemi」やら「Nakajima」。白鷺弓子は「Yumiko」でいたって普通。
しかし太平の目をひいたのが「”computer otaku”」の文字。やはり

中島朱実はまごう事無き

コンピューターオタクだったのだ。

これで彼のオタクぶりはワールドワイドな観点で実証された。
太平の思い違いかもしれないので、一応一文を引用しておく。詳しい人はイタリア版タイトル共々訳して報告すること。これ宿題。

Yumiko l'avredde scambiato per il solito "computer otaku" un po' introverso.

(弓子ちゃんがオタクなわけないから多分朱実くんのことを指しているのだと思うのだけど・・・)

 更に特筆すべきは、右の画像。(裏かどうかは不明。)。
ここにもイタリア語でみっちりと書いてあるのだが、何が書いてあるのやらと目を通すと、どうやら女神転生のバックグラウンドである古事記の解説がしてあるようなのだ。
しかも古事記の成立や国生み神話とかなり詳しい。
日本の女神転生のソフトにだってそこまでフォローはなかったというのに。
これはスゴイことだと思う。このソフトをつくった人間は女神転生に思い入れのある日本人か、ものすごい日本通のイタリア人に違いない。

 なおイタリアのVHSは日本のビデオデッキでは見られないらしい。 
またもや残念である。
巻き舌のイタリア語をしゃべる中島朱実・・・想像するだにオーソレミオ♪である。(またもや意味不明)

さて、イタリア語での「女神転生」であるが・・・

「DEGITAL DEVIL
      INCARNAZIONE INFERNALE」

ひょっとして「INCARNAZIONE」とは「転生」か?
・・・とすると「女神転生」まで訳していることになる。やはりこのソフトには情熱を感じる。
すごいぞYAMATO VIDEO!(このビデオを出している会社)

 

▲一番上へ

情報提供、画像掲載を快諾していただいたHPの管理人様、関係者の方、ありがとうございます。
尚、イタリア版ビデオの画像は今後掲載を見合わせる可能性がありますので(多分大丈夫とは思うけど)、見ておくなら今のうち!

 

 
BASIC OF DDS へ。 総合トップへ。